日記

2023/06/06

また主治医から抗うつ剤処方の打診があり、もう飲んでしまおうかという気持ちになっている。主治医は私がウダウダしていても、怒らず待っていてくれるのだけど、今回はさすがに、あきれたような顔をしていた。

ひどい時期は過ぎた。しかしあと一歩がふんばれない。バッテリーが劣化したスマホのように、充電がすぐに無くなってしまうし、いつまでも満タンにならない感じがする。

というのも、今はせっかく蓄電されたエネルギーのほとんどを絵を描くことに使っているせいもある気がする。

とにかく常に何となく具合が悪い。最もやっかいなのは意欲や気力が少なすぎて出来ることが本当に減ってしまった。そうして、働く気持ちが全く湧いてこない。以前ニートだった頃は数ヶ月思い切りやりたいことやったら、そろそろ働くかとなっていたのに。

抗うつ剤を飲む上での不安は色々あるが何よりもう創作が出来なくなってしまうのではないかという部分が大きい。しかし今の状態でさえ出来ていないのだから(手ぐせで絵を描くことは創作には含まれない)どちらにせよ意味がないようにも感じる。時間だけはあるのに何も出来ていない毎日が続いていて、本当は本を読んだり、勉強したり、創作したり、そのほか色々、ふらっと遠出してみたり、そんなことやりたいのだ。症状が慢性化している。でも落ち込みはほとんどないし、ベッドから動けない日だって少なくなったのだ。ソワソワとか不安とか、意欲の低下や身体症状だけなので、今さら使うものかなとも思う。ただそう考えてすぐに、私は1人で生きなければならないのだから、仕事も含め社会生活に戻るためならば何でもするべきだという気持ちが浮かぶ。生活の力を得る代わりに創作意欲を捨てることになったとしてもだ。