日記

2023/03/03 休職184日目

パソコンで作業して、疲れて夕方少し前。郵便物を出しに外へ出る。

 AirPodsを耳に突っ込んで歩いて、久しぶりにこのアルバムを聴いていた。何度も何度も聴いていたのは冬の晴れた午後、寒いのに眩しくて、葬式の日だった。なのでこれを聴くとその日のことを思い出す。今日もあの日と同じように、少し寒くて太陽がやけに近い。外はとても静かだった。人も車もいなくて、家や木々が陽に照らされ輝き、こわいくらい風がなくてしんとしていた。全部嘘みたいだと思った。自分がもう生きていない気がした。快不快すべての感情がなくなり、欲もなく、たださまよっている存在みたいだった。とても気持ちが良かった。あの世がこんな感じならば、死ぬのもこわくないなと思った。コンビニに入った瞬間現実に戻される。家に帰ってきて袋の中を見たら割り箸が入っていなかったので、この前すき家で見栄を張って余分にもらっていた割り箸で食べた。