そろそろ梅雨ですねという話をして、ちゃんと大人をやっている。
初めて外に耳栓（会話はできる程度のやつ）を付けていったら普通列車が新幹線くらいの静けさになって感動した。世界に膜が張られているみたい。音で気持ちが揺れてしまうので、直で情報が入って来ないのはとても楽だな。狭い空間で人々が話をしていたとしても、ちゃんと真っ直ぐ自分のことだけ考えていられた。ただ、周りのことに何も気づかないのが逆にストレスになってしまった。普段どれだけ自分以外に向けられた情報を取り入れて、判断していたのか思い知る。他人の足音、舌打ち、独り言、衣擦れの音で、次に何が起こるのか、私が今やるべきことは何かを無意識のうちに察知していたのだな。なので、人とやり取りするときには使用しないほうが良さそう。それと、家で付けているときには何とも無かったのに、耳栓して話したり歩いたりしていたからなのか、とても具合が悪くなってしまった。耳栓を外したら治ったのでたぶんそうだと思う。AirPodsの外の音が聞こえなくなるモードが好きで、自宅にいるときでもずっとAirPodsを付けているのだけれど、普段はAirPodsで過ごし、ある程度音を聞かなくちゃいけないとき（街中とか電車とかかな）は耳栓、人と話す予定があるときには何も付けないという運用にしてみるか。ただ四六時中耳に異物が入っているので最近少し難聴を感じている。けれども音に壁があるとこんなにも楽なことに気づいたので、会話をしないと分かっているときには耳栓を活用していきたい。
人の声を小さくしたくて購入したのだけれど、残念。たしかに聞こえにくいと精神的に良いが、聞き取れないリスクの方が高い。好きな人の声だけ大きく聴こえるようになれたら良いのに。
ハリネズミかと思ったらタワシだった
