教団Xという本をようやく読み終えた。
宗教とセックスと政治と哲学の本。あとはなんかいろいろ、初対面の人との話題に選んではいけないものの類など。小説というよりは著者自身の(過激な)思想を登場人物に言わせているという感じだったけれど、同著による「私の消滅」を読んで衝撃*1*2を受けて以来、著者個人に対して非常に興味を持っていたので、まあ、ふつうに読めたし、少し知ることが出来て良かった。
性のことは、うーん。私が抱いている性への思いとは違っていたけれど、こういう考えもあるんだなという感じ。理解は出来たものの、共感はあんまり出来なかった。性が皆んなを明るく、幸せに出来れば良いのだろうけれど、私は(すべてが)そうであってはいけない気がして、性被害のニュースを観たときの苦しさの理由にも関係している。もしも、幸せになるためのセックスが出来れば共感できるのかな。まあ、別に共感はしなくてもいいか。