日記

4/16の日記:ささったままの鍵

家の鍵が見当たらないと思ったらドアにささったままだった。1日以上ドアにささっていたのに無事だったので「神様……」と思ったけど、神様ではないな。私の家の前を通った人、そのままにしてくれてありがとうございました。

そういえば昨日は優しいことがたくさんだった。運転していたら対向車がパッシングでスピードの取り締まりをしていることを教えてくれたり、スーパーで買ったお肉を忘れたらお客さんが追いかけてきて渡してくれたりした。

あとは、好きなバンドから直接CDを買ったら緩衝材に入っていた段ボールがめちゃくちゃいい匂いで、あの人の部屋はこんな匂いがするんだなとか思ったりした(これはあまり関係ない気がする)。

優しくされたら優しくしたくなる。もし私が優しくできたおかげでその人も誰かに優しくできたら、その誰かも誰かに優しくできるかもしれない。優しさに色がついていたら「あ、この優しさはあのときのやつがまた巡ってきたんだな」とか思えて面白そうなのに。

嫌なことをされたときもそう。嫌なことをしている人は、誰かに嫌なことをされてるに違いない。なんにもないところから、嫌なことは発生しないと思いたい。

優しさも憎しみも連鎖しているのなら、繋げたり止めたりできるはずだけど、そう簡単にはできないみたい。正直な人は、いつも馬鹿をみている。私は2か月前から、ほとんどどこにも行かないでいる。好きな人に、しばらく会えないでいる。近所の店には、都会の車が停まっている。

せめて、私に優しい人にだけは幸せになってほしいのだけど、どうすれば幸せになってもらえるだろうか。皆にはなるべくいい世界で生きていてほしいのに、どうすればいいのか思いつかないや。困ったな、自分を幸せにする方法は何となくわかるけど、人を幸せにするためには何をすればいいのかわからない。

方法が見つかるまでの間は、なるべく人に迷惑をかけないように暮らすことを目標にしよう。まずは、買ったお肉を忘れてこないようにする。