私は結婚をした。私は（概念と）結婚をした。それを最近忘れてしまいそうになる。確実に幸せだったのだ。きれいなドレスを着て、写真を撮ってもらって、ちゃんとした額に入ったものが送られてきたので実家に飾ってもらっている。だからぜったいに、私は結婚をした。結婚は幸せなものなので、病める時も、ちゃんと傍にいてあげたいと思ったのに、こんなに晴れているのに駄目だなと思っている。よく両手を反対側の腕に当てるような動作をするのだけれど（腕を組むみたいな感じ）、何かで「自分を抱きしめている」と見て、その通りだなと思った。
良い睡眠。早く眠りすぎないほうが良いのかも。
通院の日だった。会社からいろいろと指示を受けていたのでその通り主治医に伝えたのだけれど「そんなこと今まで一度も言われたことがない」とドン引きされたので思わず笑ってしまった。私は人に「初めて」を与える才能があるのかもしれないな。「普通じゃないよ」と言われて、自分の常識が歪み始めているのに気づいたけれど、同時に、もっとひどい状況にあっている人はたくさんいて、そういう人は休職を視野に入れることすら出来ないから、先生は知らないのだろうなとも思った。
「みんな大変なんだよ」と「私の方が辛い」という言葉が本当に本当に駄目で（まあ、私以外にも苦手な人多いだろうけれど、そういうことを普通に言う人が多いのも事実だ）、私が言われるのは許せるのだけれど、誰かが誰かに言っているのを見たり聞いたりするだけで具合が悪くなってしまう。今はみんなとかあなたのことは関係なくない？となる。社会～！ともなる。ただ、自分のことになると完全にこっちの思考になっているので、なんでだろうな。人のことなら許せるのに。人の人生に対しては無責任だからなのかもしれない。ということは、自分の人生も人の人生みたいに考えられるようになったら楽じゃんね。気付き。
