日記

2021/05/09

ネムルバカ」という漫画を読んだ。これは……。私にとってかなり「くる」内容だったけれど、絵柄とか、登場人物の性格とか、そういうやつのお陰でだいぶ緩和されて届いてきた。1巻でこんなに引き込まれてしまうの、すごい。才能とか、努力とか、やりたいこととかの話で、どちらかというと、今は夢を見ないようにして、ボンヤリ生きている人の方がウッと来る気がする。薄々気づいていたことだけれど、私は何者でもなく、ちゃんとした普通の人なのかもしれない(こんなに生きてきて何もできていないのだから、そうなのだ)。

 

「ヤサシイワタシ」という漫画を読んだ。ひぐちアサ先生は独特の間とか表現をするんだなと前から思っていて(おお振りの人だ)、最初はふわふわとした感じで読んでいたのだけれど、ちゃんとひぐち先生が嫌いになって欲しい登場人物のことを嫌いになるなどした。「ふーん」で終わりにならないで、この人好きだなとか、嫌いだなとか、そういう感情を持てる漫画はすごい。私も、今まで勢いで生きてきた人が勢いで成功しているのを見るのはめちゃくちゃ辛くて、そういうのちゃんと分かって描いているなと感じた。

 

 

日記。さわやかな気候。

お風呂に入りながら、ぼんやりとセックスのことについて考えていた。前に、男性を射精させるという行為は征服したいから、みたいなことを書いたのだけれど、セックスになると少し違くて、相手を知りたいと思ったときに行いたいと感じることが多いような気がする(相手の性別はあんまり関係ない)。
相手のことを文章とか、言葉とか、表情だけで知るのは難しくて、本当はゆっくりと時間をかけて読み取っていくものなのかもしれないけれど、私は待てそうにない。それなら早くセックスをして、早く相手のことを知りたいと思ってしまう。そして、一度セックスして、相手の奥深くまでわかった(ような気になった)ら、すっかり興味を失ってしまうときが多い。

そんな感じで、カラオケ行くか~みたいな感じでセックスを捉えてきたのだけれど、どうやらそうではない人の方が多くて、悲しい顔をされたり、近寄って欲しくないという顔をされたりする。みんな(本当にみんな)貞操観念がぶっ壊れている人に対しては厳しくて、私もそのことをちゃんと知っているので、とても悲しいな。まあ私も、セックスをそういう感じで捉えている人が近づいてきたら気持ちが悪いと思ってしまうので、仕方がない。本当に気持ちが悪いし、直したほうがいい気がしてきた。今日も、急に怖くなってインターネットで「相手を知りたいから セックス」と検索してしまった。

 

 

弁解させてくれ。こんなことを言っているけれど、実はセックスをした人数はあまり多くない。知りたいと思った相手が少ないというのと、そもそも私の容姿では相手にされなかったからだ。だから経験人数は普通の人と同じくらいなんだ。それなら気持ちが悪いという目で見られないだろうか?……

ちなみに、良いのか悪いのか、最近はめっきりそんな機会が減ってしまった。家から出ていないということもあるのだけれど、たぶん、年齢の面でも、そういう方法で相手に近づくには無理になっている気がする。これが一番辛いな。そうそう、年齢が原因でだめになってきたことが増えてきて、近ごろはそれが重しになっているんだった。

 

この話、書くのキツくて時間がかかってしまったな(抵抗する私がいるので文章がところどころおかしいけれど、とりあえず今の考えを残しておきたい。もしかしたら今後、本当に好きな人としかそういうことをしたくない、と思うようになったら、読み返して笑うために)。