日記

仕事してたつもりが精神科に行くことになった

今日みたいな雨が降るか降らないかみたいな湿り気がある朝も、終わりがあると思えば斜めにならずに歩くことができた。

午前中、仕事をしていると人事担当から少し話そうとカフェに呼び出された。会社の敷地にはカフェがあって、きっとみんな仕事の気分転換にコーヒーを飲みにきてるんだと思う。私はそんな余裕はないので、仕事を抜け出してジュースを飲むなんて初めてだった。席に座ったとたん、体調悪いんだって?と聞かれたので、ちょっとふざけて、風邪ひいてますなんて答えた。やっぱり、辞めることについて聞いたようだった。人事担当だからなのかもしれない、話の仕方が上手で、私の自尊心を傷つけるようなことは決して言わないで、何となく、私の辞めたい気持ちを改心させようとしているらしかった。そして、今まで誰に話しても言われたことなかったのだけれど、体調が悪いならば、病院に行きなさいと言われた。普通は、病院に行ってから辞めること決めるのに、その過程を飛ばして辞めるなんていうのはいきなりすぎる、まずはちゃんと病気を治してから考えたほうがいいと言われた。体調が悪い原因が仕事であることは明白なので仕事を辞めれば具合も良くなるんだけれど、確かに、辞めるにも証拠があったほうが説得力が出ると思った。病院に行って、ああこれは、ただの甘えですねと言われたとしても、たぶん辞めるけれど。しかも、病気になりそうだからやめると言ってるのに、病院行っても意味ない気がする。たぶん、本当に病気の人は、辞めるなんて言えない。幸い、会社には産業医がいて、まずはその人に診てもらって紹介状を書いてもらえばという話になったので、早速電話をして夕方に予約を取った。産業医の先生は、入社時と、たくさん残業した月の2回、問診で会ったことがあるんだけれど、その時はどちらも、つらいと言うと上司に伝わるし無駄だと思ってとても元気なふりをしていた。けれども今回は、もうずっとこの会社にいるつもりはなかったので、正直に話そうと思った。体の不調を話したら、原因について核心をつかれそうだったので何とか誤魔化して、誰にも言わないで下さいとお願いした(さすがに辞めるとしても、原因の上司の名前までは言えない)。問診の結果、早急に病院へ行きなさいと言われたので、紹介状を書いてもらって、今週末に行くことにした。ついに、私の体の不調や、周りとおんなじことができないとずっと悩んでいたことに対して名前がつく。すごくすごく好きな歌詞があって、「病名でもついたら いじめられないしもう少しは楽なのかな」という歌詞なんだけれど、本当にその通りで、あなたはこんな人ですと定義してもらえるのは何もしなくても自分のことを表すことができてとても便利だと思う。そうすれば、私が変わってるせいで、馬鹿にされたり、私のいないところで私の真似をされたりしてるのにも説明がつくのでよかった。今日は自分のことばかりで仕事が全く進まなかった。明日も早退してずっと行きたかったライブに行ってしまう。開き直ったら何でもやり放題してる。なんだかとても眠たいし、お腹が痛いな。