日記

2/29の日記:フライング春

明け方5時、床の上で起きる。

お酒がまだ残っていたので、布団を敷いてもう一度眠った。ウイスキーはたくさん飲んでも頭が痛くならないのでよいな。

次に起きたら12時。あまりにも暖かかったから、春が来たかと思って慌てて外に飛び出したけれど、まだ春ではなかった。私は季節を匂いで判断していて、特に春になった日はちゃんとわかる。昨日までは全く違うんだよな。モッタリとしていて、足が地面から浮いてしまいそうな感じ。「春判断士」の資格があったら絶対に合格できる自信がある。

久しぶりに散歩をした。去年の秋くらいまでは、ほぼ毎日散歩をしていたのだけど、冬になったら止めてしまった。冬は暗いし寒いしで外に出たくなかったので。そのせいか、今年の冬は虚無感の強い日が多かった気がする。ずっと家にいるのは、あんまりよくない。
いつもの散歩コースだったけど、久しぶりだったので物珍しくてキョロキョロしながら歩いていた。なるべく外の空気を吸いたくて、マスクを鼻の下までずらして歩いた。以前働いていた会社でも、私は冬になるとほぼ毎日マスクをつけていたけれど、いつも鼻を出していたので皆からは「意味ないよ」と言われていたんだっけ。でも、私にとっては意味があったんです。あの時私がマスクをつけていたのは、唇をギューと噛みしめて泣くのを我慢していたことを、隠すためだったので。あとは、朝飛び起きて10ふんで家を出ていたので、お化粧もしていない顔をあんまり見られたくなかった。

周りははまだ春ではないけれど、何となく、春の準備をし始めているのがわかった。春ではないけど、事実上は春。フライング春。フライング春の写真、たくさん撮ったので掲載します。私は写真を撮る習慣がないので、いつもは「あ」と思ったら通り過ぎてしまい上手く撮れないのだけど、今日は頑張って撮った。

春色

ひとつだけ春

鳥が春と鳴いてた

冬と春の境目

鼻の色が春

今は家に帰ってゆっくりしている。おなかすいたな……。眠いし、鼻水も出る。なんだかクシャミも出るし。もしかして……。

いや、、私にかぎってそんなことはない。私は花粉症ではないので、春がすごく好きでいられている。これまで浴びた花粉は体の中に蓄積されていて、限界量を超えたら花粉症になるらしい。それで、一度発症したら、それからは毎年花粉症になるそうだ。なんだか、精神がおかしくなるときと似ている。体の中にコップがあって、辛いことがあるたび水はどんどん溜まっていく。溢れるまで、自分がおかしくなっていることに気がつかない。一度溢れるのが止まったとしても、水はコップのふちギリギリにあるままなので、またちょっとしたことが起きたらすぐに溢れてしまうようになる。

何だか今日はちょっと浮かれているみたいで、どうでもいいことをたくさん書いてしまった。お酒が残っているからなのか、散歩をたくさんして疲れているからなのかはわからないけど、とにかく眠たいな。