日記

私は頑固みたいだ

いまだに咳が出て、ツバを飲み込むと喉が刺激されて咳が出てしまう。なんだか、心の代わりに喉が弱ってしまったみたい。

今日は月曜日なので朝から具合が悪くって、始業ギリギリに出勤した。具合が悪いせいにして、部長へ金曜日のお礼に行かなかったし、前の席の人が金曜日はどうもみたいに挨拶してきたんだけれど、何も言わないで黙って頭を下げた。私は頑固でいつまでも根にもつので、ずっとこわい顔して誰とも話さないで仕事をしていた。社長がその辺通っても何にも言わなかった。本当に、私はいつまでも子どもだ。ずっと前に、私のやめる原因になった上司と少しやり合ったことがあって、何のことかは忘れてしまったんだけれど、私はどうしても上司の言うことが正しいと思えなかったので歯向かってしまった。あとで先輩に、いくら自分が悪くなくても、上の人には逆らってはいけないと言われて、悔しくてトイレで泣いてしまったっけ。あとは、最近やめると言った人に、あなたは頑固だから、今さら何を言っても聞かないんだろうねと言われた。頑固というか、自分の中に芯を持っていて、それだけは絶対に曲げないように見えるとのこと。そうなのか。私の見た目はナヨナヨしていて、風が吹いたらそちらの方に行ってしまうような感じなんだけれども、なぜか、いろんな人に頑固だと言われるので、よっぽどなんだと思う。きっと、社会でやっていくためには、ダイヤモンドみたいな芯は必要なくて、ゴムみたいにふにゃふにゃ、いろんな角度に曲がる芯じゃないとやっていけないんだと思う。いつまで経っても子どもなのを気づかされて、とても恥ずかしい気持ち。本当に、皮肉じゃなくて、すぐに土下座できるような人になりたいと思う。自分の意思をいつまでも曲げないでいるのは、とても格好悪いことだな。そんな感じで午前中やっていたけれど、さすがに仕事に支障が出てしまうので、午後は話しかけられたら少し優しい顔をするようにした。社会人とは思えない感じで好き勝手やっている。

帰り際にそのへんのおじさんと話をした時に、私とおんなじくらいの人も私と同じ時期に辞めると聞かされて、とてもニコニコしてしまった気がする。やっぱり、自分で決めたことなのに、どこか自信がなくて、同じく辞める人がいること分かった瞬間にとてもホッとしている。その人のこと知らないんだけれど、明日顔を見に行ってみようかな。どんな顔で仕事してるんだろう。楽しそうにしてるのか、それともとても苦しい顔してるのかな。