日記

男性とカラオケに行った話

ついにこの日が来てしまった。男性とカラオケに行く日が。今まで数回にわたり誘われてきたけど、様々な理由をつけて断ってきた。だけど、もう今日は逃げられない。断る理由がなかった。

 

私は大学生になって初めて男女混合のカラオケを経験した。中学校まではカラオケに行ったことがなくて、高校は女子校だったから女性としか行ったことがなかった。しかも、高校時代はアニメの歌しか知らなくて、アニメに興味がなくても軽く流してくれる良い友達に恵まれてきたからそういう歌しか歌ったことがない。それなのに、大学生になっていきなり「ゼミの二次会」で男性とカラオケに行くことになってしまった。歌手でもない男の人の歌声を聞くのなんて中学の合唱の時以来だ。私が歌ってるところ見られるの恥ずかしい。大学生っぽい。そんな期待と不安が混ざったような感覚で参加した。あの時どんな気持ちだったか、もう忘れてしまった。だけど男性がイマドキの歌を格好つけて歌ってるのが衝撃的だったし、滑稽だなと思ったのは覚えている。今思い返すと新入生特有の出会いを求めた集団だったから皆狙いにいってたのかもしれないな。後で男性が気になる女の子のために事前にカラオケで練習してたという話は聞いていておもしろかった。あれから数年経って、男性とカラオケに行くことは何度かあったけど、あまり仲良くない人と行くことはまだ躊躇してしまう。

 

今日はアルバイトの帰りに男性社員2人と私でご飯を食べた。すごく楽しかったのだけど、その後カラオケに誘われてしまった。次の日予定ないことを言ってしまった後だったし、「一生のお願い」を使われてしまったので承諾するしかなかった。受付を済ませ、コーラを頼む。一曲目。社員Aが歌う。喋ってるのとあまり変わらない歌声。これは照れなくてすむので助かった。ノリノリで聞けた。二曲目。社員B。普段声小さいのに、歌うとめちゃくちゃデカい。しかも、上手。思わず照れてしまった。普段聞いてる声とは全然違くて、なんだか変な感じ。三曲目。私だ。無難な童謡を歌う。何とか歌い切った。はぁ。そんなことをやっていたら時間が過ぎて行って、終わりの時間になった。最後の頃は結構慣れてきて演歌とか歌えた。

カラオケ歴6年くらいの私が学んだことは、カラオケは皆結構酔っぱらった時に大勢で行って、めちゃくちゃに歌うのが楽しい。カラオケで、真面目に歌って「この人、カッコいい!!!」と思うことはあんまりないんじゃないかな。南こうせつ神田川歌われたら好きになってしまうかもしれないけれど。

 

もし子どもが生まれたら、水泳と書道を習わせたいと思っているけど、カラオケ教室にも通わせてあげられたらいいな。これからカラオケは、社会に出てからもずっとつきまとってくる。