日記

タバコを吸わなくなったら、不健康になった

ずいぶん挑戦的なタイトルになってしまった。私は、ほんとうにたまにだけ、こっそりタバコを吸うんだけど、当分死にそうにないなと思った時にだけ吸ってる。平和な日が続くと、つらくなって、少しでも不幸になりたくてタバコをたくさん吸ってしまったりする。死ぬのはこわいけれど、自分を傷つけてるのはカミソリとなんら変わりはないので、私も立派なメンヘラに成長してる。
けれども、最近めちゃくちゃ忙しかったので(忙しいの自慢してる人みたいになってる)、タバコを吸う必要がないほど、私は不健康になっていた。タイトルについて説明すると、タバコを辞めたせいで不健康になったわけではなくて、不健康だからタバコを吸わなくなったということ。私は口だけのことが多いけれど、今回は結構本気で仕事をやめたいなあと思っている。
転職サイトに登録したけれど、おすすめされる求人はあんまり良いものがなかった。私の持っている資格とか職歴を見れば当然のことなのだけど、転職市場でも私は求められていないみたいだ。好きなことをするにしても、私のかろうじて普通の人よりは上手くできるかなという分野では既にたくさんのすごい人がいて、今から同じ道を進みたいとは思えなかった。全てを投げ出して誰もやっていない分野を開拓するほどの勇気もなかった。現代は、夢や目標がある人にとってはとても良い世の中になったけれども、何もない人にとっては裸のまま宇宙に投げ出されたように、広くて暗くてとても苦しかった。自分の意思とは関係なく、仕事を与えられて、時がきたら決められた伴侶を与えられ、好きでもない子供を育てていた時代の方が私には合っているのかもしれない。ああずっと檻に閉じ込めておいてほしい。中途半端に外なんて見せるから、期待を持ってしまっている。このまま生きるしかないと知れば、私はきっと、タバコを吸う暇もなく死んでいくのに。