日記

2022/04/10

 

目が覚めたら春になっていた。

 

ずっと悪夢を見続けていたような気がする。もうあんまり思い出せないけれど。長い時間をかけて全部の細胞が入れ替わり、もう以前の私では無くなってしまった。それは自分でも分かる。良いことなのかは分からない。

今日は自分のためにお化粧をして、好きなTシャツを着て外に出たらとても眩しくて、これからぜったい、緩やかに軽くなっていく。春が来て、そのあと夏になるという理由だけで。

弾んだ気持ちを抑え切れずに撮った証明写真は(証明しなくちゃいけないもの何もないのに)これまでの人生で1番上手く写っていて、履歴書も、釣書も、遺影も、全部この写真にしてほしいな。

新しい細胞も日記を書きたいらしい。最近頭の中でずっと日記を書くようになってしまったので文章で消化することにした。